1つ前のエントリ「ニコニコ転載禍」に書いた通り、ちょっとした転載騒動が降りかかっていたのだが、自分が著作者であることを証明すべくSMILEVIDEOのサポート窓口と重ねたやり取りの中で、これって将来どんどん難しくなって行くんじゃ? という気がしたので、まとまりきらないままメモっておく。
まず、やり取りの中身はこんな感じ。(意訳)
5/6(火)夜
私 → サポート窓口
「自分がYouTubeに上げた動画が第三者によってニコニコに転載されている。コメントにて転載指摘しようとしたが、転載者が設定したフィルタによって書き換えられてしまう。多くのユーザに楽しまれているものを消させることは望まないが、最低限のルールとして転載である旨明記させて貰いたい」
5/7(水)午前
サポート窓口 → 私
「プロバイダ責任制限法におけるプロバイダとしてこれこれこれを確認する必要がある。通報内容と対象動画を見たが、あンたが本物の著作者かどうか確認できないよ。」
5/7(水)夜
私 → サポート窓口
「このURIに原本の動画ファイルを置くから確認してくれ。流出すると次同じことがあった時に証明が手間になるので、用が済んだら破棄してくれ。basic認証をかけてあるので、usernameとpasswordこれこれで入ってくれ。
繰り返しになるが、削除までは望まない。でも転載明記は最低限のルールだと考えている。現在売り出し中の『たわしねこ』にしてもニコニコ初登場は第三者転載だったが、YouTubeから転載の旨明記されていたと記憶している。」
5/8(木)午前
動画削除確認
> 2007年11月09日 11:46:42 投稿
> 再生:5,616 コメント:267 マイリスト:72
これだけ楽しまれている動画を消させるなんて野暮なことはしたくなくて、できれば転載者への教育的指導を望んでいたのだが、著作権侵害→削除が通常なのだろう。それは仕方が無いし、迅速な対応には大変感謝している。
相手が「報告内容を見ても、あンたが著作者と確認できない」と言ってきたのは当然で、自分もそう思う。例えば、とりあえず報告時の根拠としたYouTubeの動画にしても、どこか無名な動画サイトやアップローダーから拾ってきてYouTubeに上げたものかも知れないよね。
そこで今回は、元動画ファイルを提供するという手段を取った。YouTube上でFLV変換されたものよりは高画質のファイルを所持していることを以て証明を試みたわけ。
もちろんこれだけでは、元ファイルがどこかのアップローダーに(以下略)、ということも考えられるので、窓口からの返信メール画面(受付番号が記載されている)と被写体の猫を並べて撮影した画像も併せて提出した。「メールの相手が確かに被写体猫の飼い主ですよ」と。
何だか出会いサイトの本人証明とか、米国ドラマの証言シーンみたいだけど...
今回はこれで納得して貰えたからよかったが、個人が飼い主・撮影者証明することの難しさについて、深く考え込まざるを得なかった。
- もし、元ファイルが既にネット上に流出していたら
- もし、HDDクラッシュ等で元ファイルを紛失していたら
- もし、被写体の猫があまりにありふれた柄だったら
- もし、猫が既に自分の許にいなかったら
さらに、
- 今後、劣化なしで動画共有されるようになったら?
今後さらに高画質化して、元動画と同等の品質が当たり前になったら?
あるいは、
- 修整・加工技術が進歩して、共有動画の高品質復元が可能になったら?
既にこんな技術が存在しているそうだ。
NECがあらゆる動画を高画質にする「超解像技術」を開発、VHSテープがフルハイビジョン画質に - GIGAZINE
技術は進歩する、猫は寿命に近付く。5年後10年後、個人が「飼い主だということ」を証明するのは、今よりも難しくなるんじゃないかね。
妙案募集中!
(たぶん続く)

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